英語が必須のアントレプレナー

今年の夏だっただろうか、テレビ東京で若手起業家の商談会を取り上げていた時のこと。起業家同士が交流できたり、投資家が現れたり、そんな機会にあふれるはずの会で、課題があるという。

海外からの来訪者が口々に、「日本人起業家が英語を話さないので、コミュニケーションが取れない」と漏らしていた。取材に答えてくれたのもマレーシア人で、英語はもちろん東南アジアらしいアクセントで話している。

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平準的な集団教育を受けてきた日本人は、クリエイティビティに欠ける、などよく言われてきた。しかしここは起業家の集まりなので、think out of the box (固定概念にとらわれず発想する)ができる人たちだ。日本から海外を舞台に広げていく段階の方々なのに、まさかの「英語」でダメ出しを受けることとなったようで、意外な感じを受けた。

英語ができる日本人はたくさんいる。起業家(予備軍)もたくさんいる。両方できる人が少ないということだ。

人生100年時代、一つのスキルだけでは足りない、ということも示している。翻訳機の精度が上がれば、言葉の問題は解決するかもしれない。しかし、時代は確実にスペシャリスト(狭く深く)からジェネラリスト(広く浅く)へシフトしている。現段階ではまだミックスかもしれないが、柱となる専門性を持ちつつ、幅広くアンテナを張れる人が、次の5~10年活躍できるのでは、そう考えている。 … その先は、誰にも分からない。