メルカリとサステナビリティ

CMをよく見かける「メルカリ」も、私の周囲で使っている人はまだあまり多くない。会社員だと、数時間以内に返信をして、コンビニから出品して…という時間も厳しいだろうか。

https://www.mercari.com/

私は最近、大判スカーフとモッズコートのお買い物をした。スカーフは以前からほしかったが万単位の額が出しづらかったもの(1,500円で購入)、そしてモッズコートは昨シーズンに早々売り切れた人気アイテムで、着脱式ライナーにより長い期間着られるもの(8,000円で購入)。

C2C市場を見ると、これまでも書籍はアマゾンで売ることができたし、譲ります・買いますのサイトは存在していた。しかし、メルカリは

  • スマホで出品の撮影から決済までできる利便性
  • 自分の住所を書かなくても発送できる匿名性
  • 価値が分かる人に売りたいというMOTTAINAIの心

などがウケているように思う。

MOTTAINAIの心に関して、最近ノルウェー人の友だちと20年ぶりに再会した時のエピソードがある。彼女は「服はすべて中古で買う」主義とのこと。その理由は、「環境にとってよいから」だった。つまり、「まだ着られる状態のものであれば、自分が引き取る」ことで、ものの寿命を長くする、無駄にしない、エコな選択だ。消費社会へのわずかな反発だが、個人でできるアクションだと感じた。

日本ではそこまでピュアな動機では広がっていないものの、ほぼ新品もしくは数回着ただけの衣類であり、ブランド品であればなおさら、「誰か着たい人に安価でお譲りします」という気持ちに寄り添うプラットフォームであろう。

補足として、ヨーロッパではOxfam(NGO)やSalvation Army(救世軍)で古着を販売しており、ちょっとしたブランド品でも安く買うことができる。購入することで団体の活動資金になり、敷居の低い社会貢献となっている。

登録してみたい方は、こちらからどうぞ。

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Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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