ゴーン元会長事件から考えたパートナーシップ

2020年は正月からゴーン元会長のニュース。小説のようなことが起きています。

内容についてはまったく関知しませんが、複雑な気持ちです。

人は病気もするし、災害や事件に巻き込まれることもあるかもしれない。家族の身に何か起きたとき、自分ができるのはそれを100%支えることです。

親子や兄妹には血縁というのがありますね。でも夫と妻は他人であり、夫婦になると決めて強いきずなを築いていくものです。それは本当に尊い行為だと思っています。もちろん婚姻関係だけを指しているわけではなく、自分のよき理解者サポーターパートナーという意味で。

ゴーン氏の保釈の条件で「妻との接触禁止」とあったこと。もちろん口裏合わせを封じるなど避けたかったこと、分かります。

強いプレッシャーがかかっている時、きっと気が狂いそうになるであろう時、パートナーの存在がどれだけ救いとなるか。

Photo by Dương Nhân from Pexels

法の下に罪を裁くという行為は必要で、被告を擁護しているわけではありません。しかし、企業人として裁かれる人を、家庭の領域まで縛ってよいのか、本当に疑問です。

国際人権規約について勉強してから書くべきとは思いますが、衣食住が守られたら人間らしい暮らしができるかというと、そうではないと思います。戦争のような異常事態ではそんなことは無視かもしれませんが、人間は愛情がないと生きていけない存在です。

Photo by Craig Adderley from Pexels

今自分の周りに「当たり前のように」いてくれる家族の存在、パートナーの存在に、感謝することも大事だと、感じています。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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