女性専用が選択の世界か、必須の世界か

女性専用スポーツジムを見かけるようになりました。

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シニア向けでは、カーブス。ビジネスウーマン向けには、都心部各エリアに「完全個室」「プライベートジム」など、各種あるようです。

一般的には、自分の体形を異性に見られたくない、髪が乱れたり、シャワーやメークなどで男性の目を気にしなくてよい、という理由が大きいと思います。これは、2つの選択肢の中で自分により合ったものを取る、チョイスの世界です。

一方で、ヒジャブというスカーフで覆ったり、体のラインが出る服を着られないイスラム教の女性もいますね。彼女たちは、ガールズオンリーの場所ではスカーフを外したり、スパッツを履いたり、私たち日本の女性と何ら変わりない姿を見せてくれます。

個人の信条により活動に制限がかかる場合、男女共用では女性が諦めざるを得ない、女性専用なら利用できる、ということ。それが唯一の選択肢なのであれば応援したい、そう思います。軽いエクササイズをしても汗ばむような場合、頭や首が布で覆われているのは蒸し暑いですよね…。

豪州で女性専用フィットネス 多民族国家、ムスリムに需要(日経 2018/12/11)

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オーストラリアは一定数のイスラム教徒を住民に持つので、やはり先を行っていますね。数が増えれば、ビジネスの志向も育っていくと思います。2011年の統計と予測ですが(米ピュー・リサーチ・センター「世界人口に対するイスラム教徒の比率 1990-2030」)、2020年には世界人口の4分の1になろうとしているムスリム人口、女性はその半分としてもです。日本でもゆるやかに、しかし無視できない問題と見ています。

http://www.pewforum.org/2011/01/27/the-future-of-the-global-muslim-population/

最後に、イスラム教徒の女性用に開発された水着「ブルキニ」の写真。これも、女性専用プールができれば、不要になりますね♪

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Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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