コロッケのミミック・ショーが六本木に

私の尊敬する人の一人はコロッケさんで、一度来たかったのが「コロッケミミックトーキョー」です。

ものまね芸人の育成をしたかったコロッケさんの思いが詰まったお店です。新宿にあった当時を知りませんが、六本木に移ったとのこと。閉店していなくてよかった!

ちょうど六本木ヒルズの向かいで、246を挟んだ対面です。見た目はパブって感じでしょうか。ビルの地下にあるので、足元に気をつけて進んでください。

防音ドア、開くの少し緊張します!

タレントさんは4~5組日替わりで、事前にウェブのカレンダーで確認できます。そして、ショーは休憩なしの45分、前半と後半で2巡する形です。写メはOKなので、ここからは訪問した日のタレントさん別に紹介しますね!

ダブルネームさん

歌のうまさで定評のある二人組、2019年のフジテレビ『ものまね王座決定戦』でも、現在順調に勝ち進んでいるそうです。バラード系の歌が中心で、コブクロやチャゲアスなどですね。

葉月パルさん @hazuki_pal

冒頭から全体のトーンを作り上げるMCとして活躍されたパルさん、見た目の第一印象は「高橋ジョージ」さんでしょうか。

こちらは忌野清志郎さんです。

見ての通り、美川憲一さん。こちらは10人以上の瞬間ものまねメドレー、圧巻でした。

藤川なお美さん @naomi_f723

きれいなお姉さん系のタレントさんで、レパートリーも広いです。前半は森高千里さんのマネ。声そっくりです。

後半は浜崎あゆみ、これも世界観そのままですね。

できたくん @t_kobo

できたくん(さんづけ省略)は、ものまねではない一芸を披露するアーティストさんで、切り絵の発泡スチロール版を作ります。クオリティ高し!

JOJOさん @JOJO_Monomane

NHK『世界はほしいモノにあふれてる』で今は幅広い世代に知られているJUJUさん、のまねで登場です。JUJUより大きいのが特徴!

アナ雪でも、会場を相当笑わせてくれました。

ポールダンス

この日は男性ダンサー1名がポールで、女性2名がフロアでサポートとして踊るスタイルでした。女性は迫力と言うよりはかわいらしい感じです。

男性ダンサーは、「筋肉がつかないようトレーニングしている」とのことでした。どの写真でもきれいということは、それだけ動きが優れている証拠です。

 【2019年11月追記】この日のポールダンサーは、TBSの「情熱大陸」で取り上げられていた、小源寺亮太さんでした!

お店の楽しみ方

初めてのところは緊張すると思うので、見どころや時間の使い方なども解説します。

フリードリンク制

ショーの時間は約1時間と決まっていますが、お店には1時間前から入店できます。私は平日の19時の回に行きましたので、18時以降入店可。フリードリンクプランにすると、メニューの中から 18:45まで飲み放題です。

実際ショーが始まると、それぞれドリンクは有料になりますし、せっかくのショーを見逃したくない…というのもあるので、気持ち早めの来店をお勧めします。複数杯を一気にオーダーしてもOKなので、飲める分を、あらかじめ頼むのもいいと思います。

グラスはオリジナル!

ただ、店内の音量がやや大きめで、グッズやチップの販売、無煙たばこの紹介などもあるので、営業が苦手な方は時間ギリギリでも構いません。

フリードリンクが頼める時間は、あと〇分、と画面で教えてくれます。

インテリア

入り口では、コロッケさんとのツーショットをどうぞ。

パリのフレンチカンカンなど行ったことがある方は分かると思いますが、客席はせまく作ってあります。前後との距離が近く、通路も狭いため、一度座ったら移動はしづらい。自分も他人も多めに見てあげることが必要です。

皮張りのチェアには、そうそうたる人たちのサイン。座ってもいいようですが、恐れ多く…。

客席ですが、会場前方はハートの背もたれが可愛いチェアです。後方はソファ席となっています。席はお店が決めていますが、私は前の方でとても楽しめました。

ぜひ化粧室も見ていってください。壁紙にもお金をかけています。

ミラーボールは、ありすぎでしょというくらいあります。写真を撮ると、顔に光の斑点ができます。

今後どうなるか?

私なりの感想としては、 客層の絞り込みに今後の課題があると思います。

ものまねは美空ひばり(故人)からゆずまでと広いので、分からなければ楽しんだり笑ったりできない性質のものです。また、私はテレビ世代ですが、テレビでの音楽番組が少なくなり、楽曲をスマホからダウンロードする今では、複数の世代が共通に知っている曲も少なくなってきます。

思い起こせばコロッケさんは、勝ち抜き型の公開コンテストである『お笑いスター誕生!』から出ていますからね。 (ルパン三世の声で知られる) 山田康雄さんと中尾ミエさんが司会をされている人気番組でした。ブルース・リーのものまねもレパートリーにあります。

客層に話を戻すと、ルミネ吉本で狙っている若い女性や、純烈が取り込んでいる熟年女性。こういうくくりでものまねを展開できるといいですね。

コロッケさんのファンはシニア寄りでもありますから、やはりシニア層は外せないと思うのですが、そうすると六本木よりも新宿の方がよかったかもしれません。もしくは明治座のように、昼間のショーで、大型バスで団体が来られるような場所でも十分人気があると思います。バリアフリーの意味でも、もう少し入りやすいところがいいですね。

あとは、客層を外国人に広げるかどうかです。コロッケさんは歌まねよりも顔まねをしているので、顔やふりを真似るのなら、それもありですね。夜のエンタメ文化は海外の方が根付いているため、曜日限定などで検討してもいいかもしれません。

唯一無二のコロッケミミックトーキョー、進化を期待しています!ご興味ある方は、大体5,000円~6,000円の範囲で体験を。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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