パリコレ学2 #13 冨永愛さんの入魂レッスンで学院生が開花!

「パリコレに一番近い意外な学院生とは?」

これが引っ張り文句でした。意外というと、これまで一度も合格をもらえていない伊藤さんとか?それとも三根さん?

丸山敬太さんの模擬ファッションショー、講評終了後に登場したのが、冨永愛さんでした。学院生に直接指導します。

冨永さん、お手本のウォーキングを披露

冨永さんは17歳でNYコレクションデビュー、その後パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークと世界4大ファッションショーを経験。今回丸山敬太さんの服を着てウォーキングを披露します。「自分の経験したことを見てもらえたら」と話します。

(c) MBS

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くるぶしまでかかる黒のロングドレス。力強いと同時に、腰の細さが目立ちます。2往復、3往復してくださいますが、いつまでも見ていたい。迫力があります。丸山さんの笑顔も半端ないです。「圧倒的、きれいでカッコいい」と学院生も感動。

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冨永さん、きれいになびくように歩く、おへそを固定するような「 ジャパニーズ・ウォーク 」ができるのは、日本人として大事だが、もう少し地をつかむように歩いてもいいと話します。

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久貝和子さん(23歳/174cm)

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久貝さんは、ピンクのサテン地パンツにピンヒールです。「ヒールが怖いんだろうな、と見えてしまう」ため、その危うさから、現実に戻されてしまい、服に集中できないことを冨永さんは指摘しました。直すべきポイントは分かっている、とのことで「足の筋肉がない」ことを伝えました。

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「ヒールで片足立ちできる?支えていく筋肉がブレブレ」 冨永さんの体幹はまったくブレません。「スクワットとかしたらちゃんと歩けるようになる」とアドバイスし、「床をつかむ」ように大胆に歩くよう指導されました。パリコレを目指す人にはやや初歩的な指摘だったかもしれませんが、久貝さんの今後に期待です。

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こちらがレッスン後のウォーキング、画像だと違いは分かりづらいかもしれません。丸山さんも、「弱いところを気にしないで出せば、チャーミングが前面に出てくると思うよ」と応援します。

三根有葵さん(18歳/173cm)

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三根さんはラベンダー色のドレスにファーのコートと、ゴージャスな衣装があてがわれました。ウォーキングをすると、丸山敬太さんから「顔の残し方が結構大げさ」アンミカさんからも「あんなターンで出ている人はいない、古い」と厳しい指摘です。

冨永さんからは「クールに男っぽく歩いてみない?」と提案。あえて男性っぽく、大股に、そして仁王立ちして。結果、目に見えて変わりました。

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「みなぎる自信を感じる」と周りが表現したように、まったく違う印象になりました。冨永さん、「自分の枠を取っ払う、そこから覗く新たな自分を表現してくと言うのは面白い」そして丸山さんからも「前髪あげたり、マニッシュにしたり、今回一番イメージを変えることにチャレンジしてくれた」と。

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平田かのんさん(16歳/178cm)

平田さんのウォーキングを舞台裏で見ていた冨永さんは、「もう少しクールにした方がかっこいい」と話されていました。そして具体的なアドバイスとしては、「かかとを使ってどんどん歩く感じがしたので、つま先で歩く感じ。つま先に体重を乗せていく」よう伝えました。この一言で、スカートがきれいに見えるようになりました。

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見て取れる変化に、アンミカ先生と丸山さんも、思わずうなずきです。

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バレエをしている平田さんだから、「体重感覚があると思う」つまり、呑み込みが早いということを加えた冨永さん。

「ウォーキングをする際に一番大切にしていることは?」と質問した平田さんに、冨永さんの答えはこうでした。

自分であること。それをみんな見たいし、見てる」。もはや小手先の技術ではなく、そのステージをマスターした人の答えですね。

伊藤葵さん(22歳/175cm)

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冨永さんは、「( 伊藤さんは )硬くなっちゃう癖があるので、出る前に口を開けてみるとか、手のストレッチをして」肩をしなやかにしていくよう提案します。伊藤さん、何度か歩きますが、アンミカ先生も「首から上が固まっている」と描写。「チカラ抜いて」「大胆に歩いて」「肩ラクにして」「大股で」と、冨永さんの指示が飛びます。

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その結果、「すごくよくなった」「目にチカラはいった」と評価されました。伊藤さんからの新しい表情です。「洋服もきれいに見えますよ」と丸山さんからのフィードバックも嬉しいですね。内面の自信が、これだけ影響するのですね。

冨永さんが、2名の有力候補を発表

学院生への指導は遠慮されていた冨永さんですが、どうやら伝えずにはいられなかったようで、貴重な時間となりました。着こなし審査が終了し、最後にズバリ、9人の中でパリコレに一番近いのは誰でしょうか?

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冨永さんはこう切り出しました。「2人いいですか?」

「まず岡本さん」自分が持っているエネルギーが安定している。どんな服を着ても岡本さんであり、かつ洋服を見せることができるという強みを持っていることを、指摘します。

「 もう一人は、三根さん」。アイドル出身の方で、どういう風に殻を脱いでいくかに注目していたが、今日一つ殻を破れた。新しい三根さんが見られて嬉しかった。そう冨永さんは話しました。

冨永さんはクールビューティなので、彼女の体得した雰囲気は彼女のものです。冨永さんに合ったウォーキングは、必ずしも学院生全員に正解とは限りません。今回の貴重な機会をもとに、自分らしさに磨きがかかるといいですね!

パリコレまであと36日、次回は敬愛する写真家、レスリー・キーさんが登場します!

アンミカ先生は、ダーリンと夏休みに行かれていましたが、無事1クールの撮影が終わったのですね!

https://www.instagram.com/p/B1GkqBTgI72/

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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