タイラ・バンクス、モデル引退から復帰
『Sports Illustrated』(スポーツ・イラストレイテッド)という、1954年創刊の米国スポーツ週刊誌。水着特集で登場することがステータスの証。
今月(2019年6月)、2005年にモデルを引退したタイラ・バンクスが帰ってきました!
46歳のタイラ・バンクス、水着で人前に出るだけでも感服です。顔が小さいのは前からですが、ふくよかで、腿もむっちりしている。「ビキニは若い人のもの」という固定概念へのアンチテーゼとして、身をもって示したのです。
1996年に初めて登場した時は、ペアで表紙を飾りました。
1997年に表紙を飾った時のこちらの写真は、初々しいですね。今回、この赤に白い水玉のビキニに再度チャレンジしたそうです。
どれも立派にタイラだし、自信に溢れる今のタイラも大好きです。彼女はタレントとしても実業家としても優秀なので、モデル時代にネクストステップを考えた賢い人。
ABCニュースに登場した際にも話していますが、モデル時のバンクス(Banks)から、発音が同じのバンクス(BanX)に改名。Xはどんな年齢でも、肌の色でも、服のサイズでも、美しさには関係ない、オールOKというタイラらしいメッセージが込められています。
そして、ブラックのタイラがXを名乗ることは、マルコムXを連想させます。マルコムXの場合は、白人がつけた苗字を名乗ることを拒否して、Xという未知数をつけます。それとは意味合いがちがいますが、一人ひとりの可能性が未知数であることには変わりません。それを応援しているのが、タイラだと思います。