日本のパスポート最強ってよ
日本のパスポートの強さ指数1位との発表を受けて、パスポートにまつわる話題。
発表の原文はこちら The Henry Passport Index
発表元の「ヘンリー&パートナーズ」はIATAの調査をベースにしているとのことで、IATAのランキングはこちら Global Passport Power Rank 2018
IATAのランキングでは第3位群にいるので、今回別の調査でたまたま「第1位」になったことが話題を呼んだよう。もともと上位にいることは間違いないです。多くの国と友好関係にあり、海外旅行を楽しむことができ、そして自国が安定しているからこそ帰ってこられる。誇らしいことです。
日本のパスポートについて、三つほど小話を。
- 緑の公用旅券
赤(10年)、紺(5年)以外に、緑が公用旅券。日本大使館で働く方のように長期の方から、公費で海外出張に行く比較的短い方まで、作成されています。一般旅券を持っている人たちが、なぜわざわざ公用旅券を作るのか分からなかったのですが、もしかして…。
緑のパスポート、行ける国が指定されています。公に務めるとは、そういうことなのですね。
ちなみに茶の外交旅券もあるそうですが、見たことはありません。
- 査証欄増補
査証欄と呼ばれる白いスペースには、スタンプ押したり、VISA(シールのような形状)を貼られたりします。お仕事が多い方は早くいっぱいになってしまいますよね。こちら、手数料を払ってページを増やしてもらえます。ただし一度だけ。押すところがなくなると、パスポートとして使えなくなるので、計画的に準備する必要がありますね。
- 海外では常時携帯
よく、「ホテルの金庫に置いて行ってもよいか」「コピーを持ち歩けばいいか」と相談を受けるのですが、私は常時携帯をお勧めしています。これは、今のところパスポートでしか身分を証明できないから。
逆の立場になると分かりますよね。日本で外国人の方が「私は〇〇国の△△という名前の者です」と言ってもパスポートがなければ信用できず、警察に連れていかれるかもしれません。
私は一度、ロシアのモスクワ市内観光地で警察からパスポートを見せるよう言われたことがあります。ホテルに置いたまま、手元にありませんでした。はじめはお金をせびられているかと思い無視していたのですが、帰してくれそうもなく、同行者を人質?に残し、ホテルに取りに行く、という失敗談。そのことからも、注意深く携帯するようにしています。
価値ある日本のパスポートですから、旅の最初から最後まで離さずに持っていましょうね!万が一紛失したら、現地の警察と日本大使館へ連絡を!