どっしりと集客する貫禄、『ベルナデット 最強のファーストレディ』

こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!

カトリーヌ・ドヌーヴが出ているなら観に行かなくては、と決めたのが、この『ベルナデット 最強のファーストレディ』(2023)、レア・ドムナック監督のコメディです。

『ベルナデット 最強のファーストレディ』へのひと言

西のドヌーブ、東の徹子さん。

カトリーヌ・ドヌーヴがどんな俳優さんだったか、知らない世代も多いこの時代。『シェルブールの雨傘』(1964)に出ていたドヌーヴは、公開当時20歳、可憐な少女でした。

コメディに出るって時点でもうあっぱれなのですが、若い頃よりはふっくらされて、体の線がよく分からなくなっている。シャネルスーツの腕周りも、かなりパンパンです。その時点でもうぬいぐるみ的存在。

私の中で同じだと思うのが黒柳徹子さん。国民的に知名度があり、おちゃめで、体の線があいまい。彼女だから観にくる、という人がほとんど。

もうこの状態で、長く活躍してほしいと心から思います!

メディア戦略に勝る、素のベルナデット

本作では、世の中のシラク大統領夫人であるベルナデットへの印象が悪すぎて、コンサルタントをつけてイメチェンを図る、そんな様子が描かれています。

はじめはコンサルタントの言うことを聞いていたベルナデットも、だんだん自分の判断を信じて、自分を全開にして、進むようになります。これだけ強烈キャラですから、「包み隠さずさらけ出す」のが好かれるコツ。メディアと言えばテレビの全盛期、テレビを味方につけていくには天性の勘もあるのでしょう。

ベルナデット・シラクは、実在する人物で、今もご存命です。

なかなか強そうな外見です。今も同じ感じですね。

作品はもともと「La tortue」(亀)というタイトルだったそう。亀好きのベルナデットに対しても強烈な好き!と強烈な嫌い!が混合していそう。

今日はこの辺で。

映画公式サイト:https://bernadette-movie.com/

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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