ハリウッドスターの星読み:ジャッキー・チェン
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
しばらくぶりになりましたが、ハリウッドスターの星読みシリーズ。今日はジャッキー・チェンさんを読みたいと思います。私の幼少期からのカンフー・スター。彼の身体能力と笑顔は、世界中のファンを魅了してきました。現在69歳でいらっしゃいます。
ちなみにジャッキーちゃんも好きです(似すぎ)。
ジャッキー・チェンさんは1954年4月7日、午前09時45分に香港に生まれました。
ネイタルチャートを見ると、アスペクト(惑星と惑星が特定の角度を取ること)が頻出しています。自己理解には多くのチャンスやヒントがあったことが想像されます。
まずは4月7日生まれということで、太陽はおひつじ座。11ハウスにありますので、ジャッキーさんは初めてのことに躊躇なく突き進む開拓者のエネルギーがあり、しかもしがらみのない「人類皆兄弟」的な世界で活躍されることが暗示されています。彼の映画を見ても、そんな自由な雰囲気が感じられます。
アセンダント(見た目の印象)がふたご座なので、情報への感度が高く、人に先んじて情報を広くキャッチする傾向があります。またアセンダントに近いところに月がありますのでかなり心配性なようで、それが周囲にも伝わっているようなところがあります。太陽は1ハウスの木星と60度の関係にありますので、自分自身を信じる力もあり、見切り発車してしまったようなことでもコミュニケーションの力で前進させるようなフォローができているでしょう。
他にも太陽がアスペクトを組んでいるのが、しし座4ハウスの冥王星と120度。ご自身の活躍を、家族が猛烈に応援するような星の角度です。てんびん座6ハウスの海王星とはオポジション、角度はドンピシャではありませんが、自分で決めたことに邁進する時に、相手が理想化されてしまう、もしくは対峙する相手がはっきり見えない、という現象があるかもしれません。もしくはセルフ突っ込みの存在として、自分の進もうと思う力に対して、相手の存在を気にしすぎて自らブレーキをかけてしまっている可能性があります。月はあくまでプライベートなので、公のジャッキーさんはそれを見せていないでしょうね。
ご本人の美的感覚や楽しみを示す金星。ジャッキーさんの場合は12ハウスおうし座ですね。読みやすいのは、12ハウスが架空の世界なので、映画はぴったり。そしておうし座ははじめて肉体を持つ星座ですから、「からだ」そのものの美しさに恵まれます。ジャッキーさんの活躍を具現化するには、彼の肉体が必須だったと捉えていいでしょう。
そして金星を応援しているのが火星です。火星は8ハウス、いて座からやぎ座に移行するので、肉体に象徴されるアクションにエンジンが注がれると国際的な成功が見込め、社会の頂点に立っていけるような流れが読み取れます。ジャッキーさんの場合はアクション俳優ですから、火星が応援したことが容易に想像できます。
一方で、大きくスクエア(90度)と出ているのが、うお座水星とふたご座木星。ジャッキーさんの実力は国を超えてあらゆる方の心を動かす中で、ふたご座に代表される「言語」とは折り合わなかったかもしれません。例えば広東語から他言語に進出すれば金銭的にもチャンスという状況において、負荷がかかったことが想像されます。ただここでも、水星が海王星と冥王星に応援され、150度の二等辺三角形を形作っていますので、人を夢の世界に連れて行く、とことんやる、という要素と実力が組み合わさって勝利したように読めます。
月を見てみます。1ハウスの月は、6ハウスの土星と150度の関係にあります。「うまく使えば力を発揮する」星回りです。6ハウスは職場を示しますから、ジャッキーさんで言えば映画制作。ここに土星があることは、理想や目標がとても高いことを指します。これにご自分の心配性がうまくフィットするならば、念入りに綿密に準備して、成功度合いを高めることができる配置です。
読み進めるとキリがないので、今日はこの辺にしておきましょう。チャートからは、なかなか面白い人生だと容易に想像できます。『永遠の少年 ジャッキー・チェン自伝』も興味深いです。ジャッキーさんは近年政治分野と結びつけられることが多いですが、アクションスターとしての彼を引き続き愛でていきたいと思います!