見たことあるようなないような、『君たちはどう生きるか』
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
『君たちはどう生きるか』、観てきました。7月14日に公開して話題になっていたのに、他の作品の派手な宣伝に押されてか、結果的に静かなブームだったかもしれません。
いつもの通り予習ゼロで行って、結果から言うと、少し予習していった方がよかったかも。
『君たちはどう生きるか』へのひと言
集大成的、もしくはパッチワーク的な作品。
なぜ予習をした方がよかったか、にもつながるのですが、宮崎駿監督の作品は、すべて観ることができるくらいの本数です。そして、今回はどうしても既視感というか、あれ、これどこかで見たなとか、あの人に似てるな、という他作品へのつながりを感じてしまったのです。
でも予習不足なので、これなんの作品だっけ、うっすら覚えで気持ち悪い… そんな感じでした。コダマやまっくろくろすけの親戚みたいのもいます。マニアには嬉しい一作かもしれません。
加えて言うと、声の出演は著名な方が肩を並べていたそうです。そこだけでも予習していったら、より楽しめた気がします。
音楽は米津玄師さんだったそうです。一流で固めているので、お腹いっぱいに感じました。
80年前の戦争
監督がご高齢になると、戦争モノを作ったりもするのですが、今回はどうだろう。宮崎監督は、一貫して反戦というか平和がテーマにあるのかなと想像します。
とは言え、2023年でも世界で戦争が起こっていたりしますし、過去の戦争を振り返るフィクションやドキュメンタリーもあります。疎開という言葉にあるように、田舎に逃げたんだということもよく分かります。都会のお金持ちが疎開したら、庭と池付きの洋館があって、自分の部屋があって、学校まで車で行けるんだなぁ、と少し異次元体験もしました。
戦争と一括りにはできず、人の数だけ、歴史がある。それを感じずにいられませんでした。
今回は男性が主人公
ここは、時代が変わったところかもしれません。これまでナウシカから魔女の宅急便、千と千尋まで、女の子の主人公が常だった宮崎作品。今回は男の子が主人公でした。マイノリティの視点というと大げさですが、世の中は女性中心にシフトしたのでしょうか。
男の子が主人公と言っても、やはり『未来少年コナン』のイメージがあります。ヒーロー(あえて男性)の原点は、コナンなのだと確信。
最後に、作品のメインビジュアルは鳥なのですが、鳥が苦手な方はちょっと大変かもしれません!
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