『突然ですが占ってもいいですか?SP』鹿賀丈史さん、市村正親さん(2021年12月22日放送)

トップ画像 (C) Fuji Television / TVer

こんにちは、映画☆星読みライターのJunkoです!

2021年末の『突然ですが占ってもいいですか?SP』では、少し珍しいでしょうか、超ベテランクラスの俳優、鹿賀丈史さんと市村正親さんが登場しました。お二人は50年の親交があるとのことです。ミュージカルラ・カージュ・オ・フォール』(La Cage aux Folles、狂女の檻)のダブル主演がまもなくのようで、2022年3月に向けて準備されているとのこと。

楽屋での様子です。鹿賀さんは近づくカメラに「ワッ!」と驚き、市村さんはガーっと居眠りをする様子でボケました。

占ってもいいですか?と聞かれ、鹿賀さんは「どうでしょうかね。私は信じないものですから。見てもらったことがない。10個言われたら、1つか2つ信じるかもしれない」。市村さんは、街で占い師に呼び止められたものの、当たり前のことしか言われなかった経験があるのだそう。お二人は、「僕らは売れない頃からの付き合いです」と話しました。

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お互いが知らないことを聞けるかもしれないですね、とスタッフが振ると、鹿賀さんが「そうだね、(市村さんは)結構隠していること多そう」と笑いをとります。

スタジオでは、みちょぱさんにとって鹿賀さんは「怪物くん」、沢村さん世代には「料理の鉄人」だと話します。私も「料理の鉄人」の鹿賀さんを、強烈に記憶しています。鹿賀さんは離婚経験があり、市村さんも最近色々ありましたけど、という振りをしました。流石に聞けないわ、とみちょぱさん。今日の鑑定は、いつもは家相学でお見受けする村野弘味先生です。

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面倒くさがりで生涯モテる鹿賀さん

ベテラン二人がお部屋に入りますと、スタジオも「大変!」と空気の重厚感を察知します。ところがお二人は空気を和らげ、市村さんは村野先生に対して「綺麗な方だなと思って」と声をかけ、鹿賀さんは「もう何でも言うことを聞きます」と自ら折れているご様子。

村野先生、開口一番「鹿賀さんは褒められるのが大好き、子どもと一緒ですから。お二人はずっと少年なんです」鹿賀さん、「(市村さんは)僕の前でゴルフの素振りをするんですよ」。村野先生が続いて、「(市村さんは)1を言うと10分かってくれるので、もし女性だったら(鹿賀さんと)結婚しているでしょう」とのこと。実は、今度の舞台では夫婦役を務めるのだそう。

「鹿賀さんは自由を好みます」と伝えると、「時間を守らないし、僕が10分前に行くと10分後に来る」と言う市村さん。束縛を嫌うことと、面倒くさがりなところがあるようです。「家から楽屋に行って舞台に行くのが嫌なので、(袖待ちをせずに)楽屋から袖を素通りして舞台に出ちゃうタイプですね」と、鹿賀さんは自己分析します。

村野先生、「めんどくさいと言うのが正直なところですね。家でゴロゴロしちゃう、家では着替えないタイプですよね?」。笑いながら「当たっている場合はどう言えばいいんですか?」とロックオン。

パジャマのまま1日家でいる場合もあるし、自分でボタンを止めることはない。朝早く起きて大谷翔平さんを見て、朝ごはんを食べると眠くなる… と、これは典型的な高齢者の生活?

加えて「天性の女性たらしです」と村野先生が伝えると、市村さんから「占い信じてないよね?」と言われ、「だから嫌なんだよ占い」とお水を飲む鹿賀さん。リアクションがお上手です。若い時からモテるので、その場限りも結構OKで、見た身を重要視するタイプなのだそう。「僕は女性に対して薄い、深くつながった経験がほとんどないんです」と話す鹿賀さん。

村野先生いわく、市村さんはそれがダメで、「遊んできたものの、心と心のつながりを重要視して、体と体の…」と話したところで鹿賀さんが「カット!」と挟みます。何か触れてはいけないことがあったでしょうか。

村野先生が「ウォーミングアップです」と話したところで「これからですかー?」と鹿賀さん。

努力家で個性派の市村さん

次に市村さんです。性格について、「努力家で負けず嫌い」と指摘され「当たってる!」。「人よりも数倍集中しており、魅力的、そしてドM」と村野先生は話します。

親からいい影響を受け、開放的だと伝えられると、市村さんは「(父と母は)農家の長男長女で、農家の権限を全て捨ててやってきたので、生まれた時から個性派」と振り返ります。「夜もアブノーマルの方に走りがちでは」と村野先生に言われ、「昔はね」と話すと、たまにそう言うことをするとハリも出ますよ、となぜか支持されました。

1972年、市村さんは24歳で劇団四季に入り(鹿賀さんも同年に入所)、この時環境が変わる転換の年で芸術にのめり込むことが出ていたよう。お二人は研究所のオーディションで出会っており、鹿賀さんの市村さんへの印象は「すぶ濡れになった野良犬」、一方の市村さんは鹿賀さんに対して「口の大きい顔の長い歌の上手い人」との印象を持ち、憧れの声だったそう。

ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』でも、鹿賀さんが冒頭ボンソワール、と出てくるところがかっこいいのだそう。「昔はちょっと構えていましたよ」と振り返ります。

大変な幼少期を過ごした鹿賀さん

「鹿賀さんは幼少期が大変で、体とメンタルが一度壊れているはず」と伝える村野先生。「僕は死にたがる子でした」と、鹿賀さん。小学校の上級生の頃がピークで、理由はないが死にたい、4階建てのビルが自宅で、手すりに寝っ転がって落ちたら死ぬなぁと思っていたようです。村野先生いわく、それは「親との縁がないから」とのことです。

子どもの頃、戦後すぐで名字が変わり(離婚ではなく戸籍が変わり)、中野と言う姓から勝田に変わったのだそう。「戦国時代の武将だよね」と市村さん。

市村さんにとっての変化は2001年

市村さんにとって2001年、50歳、51歳で出会っている人が今までの流れを変える人だった、と村野先生は伝えます。蜷川幸雄さんと出会い、ハムレットをやり、「今の子供の母親(篠原涼子さん)に出会った」時期なのだそうです。市村さんはそれまで自分が中心、外に気が向いていたが、そこから内にフォーカスが変わるタイミングだったと、村野先生は話しました。

昨年と今年は神経質になり、エネルギーが50くらいしか使えていない、ということも伝えました。どうやら、お子さんのことのようです。

子煩悩ゆえかまい過ぎる市村さん

市村さんには13歳の長男くんと、9歳の次男くんがいるそうで、子どもの生年月日を見てもらうと、「器用に色々なことをこなしていく、勉強も運動もでき、お父さんとは体質が違う。そしてパパが大好き」なのだそう。

市村さんも、長男には思春期がきているが、朝学校のそばまで行っても嬉しそうだし、次男も「パパ愛してる」と言ってくれる、と話します。

村野先生が「子どもに嫌われるのが嫌だから、機嫌ばかりとっている」と話すと、市村さんは「正解!」と大きな声で返しました。子どもの弁当をご自分で作っているそうで、インコもモルモットも餌をあげるのは全部自分で、仕事が多い、と少し愚痴ってしまった市村さん。

構いすぎです!」と村野先生。「子煩悩すぎるんです」

鹿賀さん、「これ、いっちゃんにとってはかなり難しいことだよね。ほっとけないもんね」とフォロー。市村さん、「かわいそうになっちゃう。(自分は)年齢もいっているから、この子たちが大きくなるまで待てない」という思いもあるそうです。

村野先生、「子煩悩なのはいいことだが、子どもたちの持って生まれた性格から言うと、手をかけない方がいい。自分で人生を切り拓いていくタイプなので、考えているのにお父さんがアドバイスをしてしまう」のが、邪魔してしまうのだそう。

「感性がちがうので、お父さんのアドバイスいらないんです」と言われ、「ちょっと楽になってきた」と話す市村さん。構いすぎの自覚もありつつ、他の人に任せるわけにはいかないのだと話します。

市村さん、お父さんとして頑張ればよい

村野先生の助言として、子どもが自ら決断をする際に「大丈夫?」と聞くと、これは「信頼していませんよ」という声がけになってしまう。市村さんが思っているほど子どもじゃないし、女好きでもありますよ、と伝えます。

市村さん、分かっている様子を見せつつも、「ハリがなくなっちゃう」とこぼします。

どうしたらいいかというと、「お父さんが輝いていることが一番」。心配して手をかけることで、目を摘んでしま話わないように、と子育てアドバイスをしました。

酔うと本音が出てしまう、と言う市村さんに「吐き出したらいいんです」と村野先生は鹿賀さんの方を見て伝えました。

役者人生はこれからも続く

お二人の役者人生について、村野先生が「一生現役です。舞台で倒れて終わるくらい」と伝えると、鹿賀さんは「一生やるかどうかはじっくり考えていきたい」と声を荒らげ、ここでも笑いを取りました。司会者の技が生きていますね。

鹿賀さんは「2023年モテ期が来ます」と言われ、「ああそうですか」とまんざらでもない感じでしたが、市村さんの素っ気なさに「人のことどうでもいいんでしょ!」と拗ねて終わりました。

フジテレビ番組HP:https://www.fujitv.co.jp/uranattemoiidesuka/

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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