ほくろ取りで感じた、美容外科の闇

こんにちは、映画☆星読みライターのJunkoです!11月、12月はエネルギーチャージのため、週2回(月・木)の更新とさせて下さい。

最近有名な手相鑑定士に手を見ていただき、手の指にあるほくろを除去すると開運につながると告げられました。

小さい頃からあるほくろで、思い入れがある訳でもなかったので、迷わず取ろうと決めました。命に関わるようなほくろではなく、保険適応ではないと考え、美容外科を調べることに。

驚くことが多かったので、今日はそんな人生初の美容外科に行く方に、少しでもアドバイスになればと思い体験談を書きます。手はまだ治癒の過程にあり、治ったら写真アップします。

ATM並みに多い?美容外科

美容外科、まず数が多いことに驚きます。私は自宅からアクセスの良さそうな2つの地域に絞りましたが、ウェブ検索でも広告が表示され、複数から選べるほどです。

病院をクリックしてみますが、おそらく相場は決まっていると思うので、さほど違いは感じませんでした。また、私のように複数回通う必要がない人は、単発の来院で済むため、アクセスを重視する必要はありません。

また、平日も夜まで、土日もオープンと、気軽に行ける感じです。

私は、有楽町・銀座エリアにある美容外科にしました。名誉のために特定はしませんが、再来したくない空間でした。

予約は電話が確実

こちらは私の今回の経験だけを元にしていますが、「ウェブ申し込みフォーム」から日時予約をし、メールで回答をお願いしたところ、3日経っても返事がない。仕方なくフリーダイヤルで電話をすると、「予約できていませんでした」と告げられ、同じことを言うことに。お詫びの一言がなかったのは、残念でした。

プライバシーほぼゼロ

予約当日、美容外科のドアを入ると受付に3人のスタッフがいます。皆さんナースの白衣を着ています。

予約時間と名字を伝えると、「お名前をフルネームでお願いします」と言われました。そして、「今日は何をしにいらっしゃいましたか」と来院目的を言うよう言われます。これを、他の方々に聞かれるのは、辛いですよね。そのために予約をしているのに…と思っていると、さらにカルテを書くように言われます。そしてスタッフの方が30センチ定規を取り出し、私のほくろを測っていました。

カルテを提出し、しばらく待合にいるとまた呼ばれ、いきなり電卓を見せられ「10,800円です。これ以外に麻酔代とお薬代が1,100円ずつかかります」と言われました。税込で14,100円だそうです。ここで受けた印象は、あまりにも数をこなす業務のために、丁寧さが欠けている、と言うことです。一人一人がどういう気分で来ているのか、それはお構いなしということなのかと思います。

受付に目をやると、座っていらした3人の方はパイプ椅子です。そして乾燥した院内、スタッフの方は2リットルの水を直に口をつけて飲んでいました。ご自分が少しでも豊かな気持ちでグラスに淹れて飲むとか、そう言うところと別の空間なのかなと思いました。

聞き耳を立てていたわけではないですが、顔への注射(ボトックス?ヒアルロン酸?)で何回も来ている方もおられました。麻酔は要りません、と慣れた様子で受け答えをされていました。1時間で終わると思って予約をしてきたが、それが難しいと分かり帰ってしまう方もいました。たしかに誰に何分かかるか分からない状態、時間に余裕を持ってお出かけした方がよいです。

診察、そして会計

しばらくして診察室に呼ばれ、ドクターと話をしたのは3分ほどでした。ほくろは「良質の腫瘍」だと言うことと、ほくろは球状なので、指に表面で見えている広さだけではなく「少し掘るように削ります」と言われました。

質問はあるかと聞かれましたが、ないと伝え、問診は終わりです。

手術は別のフロアになるため、お会計を先にします、と言われました。14,100円だと告げられたので、「明細は出るんですか」と聞くと、「ない。クレジットカードの利用明細だけ」と言われ、では何にいくらかをもう一度教えてください、と聞きました。ほくろ除去が10,800円、麻酔1,100円、薬1,100円と言われます。

ほくろは大きさによるので、何ミリですかと聞くと、3ミリx3ミリ、とのこと。そして、レーザーにも2種類あったようですが、と聞くとCO2レーザーです、と言われました。聞かないと教えてくれない、と感じました。

ウェブサイトには1ミリと2ミリの金額表が出ていましたが、3ミリは出ておらず。1ミリのほくろは気にするほどの大きさではないですね。大きいほくろの料金を知りたいのになぁ。

手術台に寝転がる!

スタッフにご案内いただき別フロアに向かうと、施術をすると思しき2部屋がありました。

私の隣に、サーファーのような見た目の男性がいましたが、顔のほくろを取りにいらしたよう。美容外科は女性が利用するイメージがありましたが、たしかに男性も希望する方はいますね。「顔のほくろ取り放題」コースというのがあったのですが、待合室で「取りたいほくろに全てマルをつけて下さい」と、手鏡とマジックを手渡されていました。意図としては取りそびれがないようにとのことなのですが、これも、待合室でやるんだ… と驚き。せめて化粧台のようなところに案内してもらえるといいんですが。

心の中で「頑張れー、頑張ろー」とつぶやきました。

麻酔は塗り薬と注射の2種類らしく、塗り薬が効いた頃にお部屋に呼ばれました。

てっきり、血圧を測るように、座って手を差し出すだけの手術だと思っていました。が、寝転がってくださいと言われ、急に手術へのハードルが上がります。手は、腕を軽く曲げて、お腹に置いておくような感じでよいそうです。

先生は別室から忙しそうに入ってこられ、私の指に注射をした後、レーザー照射ができる機械を操作していきました。目をつぶっていましたが、寝かせられたのは、レーザーを直視しないという目的もあると分かりました。ガーゼで拭いている感覚があったのですが、きっと流血していたんでしょうね。そして深さがあるから「掘る」という感覚も、よく分かりました。

ものの10分と立たないうちに終了。その後先生はまたすぐ別室に行かれてしまいました。指を見ると、ほくろはないものの、えぐれた皮膚の部分が茶色い丸になっています。

スタッフが私にアンケート用紙を渡し、「手術での取り残しがないことを合意します」という内容を読みました。これは、後日のトラブルを避けるためですが、正直茶色い丸の状態を見ても、これがすべて取り切ってもらった状態なのかどうか、素人判断するのは難しかったです。

ペンを持ってサインするのも、手術したばかりだからままならず… いろいろ大変でした。

ここは病院ではない

ここまで「ナース」ではなく「スタッフ」という言葉を使いましたが、看護師資格はないんだろうなと分かりました。手術に付き添ってくれたスタッフも、薬をくれる手を見たらワインレッドのマニキュアをしていて、ぎょっとしました。

抗生剤を2日分と、化膿止めの塗り薬を処方されましたが、全員ほぼ共通のよう。薬の袋が黄色で、名前も書かれておらず。中の説明用紙も「ここは関係ないから読まないでいい」と言われた箇所があり、通常の病院では考えられないことばかり。同姓の人のために名前をフルネームで書いたり、薬を丁寧に説明する行為はなかったです。

美容外科という名前すらついていますが、病院という概念は捨てた方がいい、そう思いました。つい、自己負担100%ということで普段のクリニック延長を考えてしまったので、頭の切り替えが必要そうです。例えばムダ毛処理の方が、まだ病院色が薄く、かつサービスが丁寧です。

ハッピーマインドで利用しよう

最後に。私は審美上の「ほくろ除去」ではあったけれど、ほくろがあってもなくても私の生活はハッピーです。「〜〜しなければ私はキレイになれない」ということではありません。しかしこのほくろを取った今、ますます開運していきます!

美容外科はマイナスからゼロではなく、ゼロからプラスへ使うもの。好きな見た目になることは大切だと思いますが、自分はそのままで完璧で素晴らしいという気持ちがあってこそ。

ゼロからプラスに向かうエネルギーが大好きだ!

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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