一食入魂のステーキカレー「ふくてい」(有楽町)

こんにちは、映画☆星読みライターのJunkoです!

有楽町の無印良品ファンだった方、結構多いですよね?

2001年から2018年まで存在感を余すことなく発揮していた店舗、走りと言っては何ですが、天井が高いとか装飾が排除され「倉庫」風の店内や、有楽町で800円程度で良質の定食が食べられたり。このエリアに行けば必ず足を踏み入れた店でした。

当時の店長さんの一言がこちら。一部引用します。

私たちは来年4月に銀座に居を移しますが、
高い天井と奥まで続く通路。
弧を描いた本棚に体育館のようなカフェ。
そして、小さな家などなど。
心の片隅に有楽町の思い出を留めておいていただけたら幸いです。

https://www.muji.com/jp/ja/shop/045480/articles/info/412811

たぶん、ファンは100回くらい頷いている。今でも。

前置きが長くなりましたが、無印良品がなくなった今、自分なりにどうこの場所に価値を見出そうか再定義しているところです。さて、某日お買い物のあと小腹が空き、軽食を求めてぶらり歩くと看板が見えました。

看板ってこういう時に威力を発揮しますよね。色も字の大きさも十分でした。

さて、矢印はいいのですが、指し示された先は高架下。安全ながらも、独特のヤバい雰囲気が漂います。

はい、そして昼間からお酒を楽しんでいる方々のお店を通りすぎ、「ふくてい」へ。

入り口は、そば屋さんのような「和」の見た目ですね。

さて、口がカレー食べたいマックスの状態で店内へ。

一番左上が「ステーキカレー 670円」。謎の「お客様感謝デー」とありますが、間違いなくエブリデイ。

ステーキをダブルにしても980円というお安さ。そして、カレー単品はなんと420円です。

私は「看板」の威力でステーキカレー1択でしたので、食券を買って席に。夕方5時、他のお客さんはいない時間帯でした。

清潔で整頓されたテーブル。特に間仕切りなどはありませんでした。基本、黙食ですしね。

場所柄か、男飯的な雰囲気からか、多数のテレビロケを受けておられるようです。店内にも色紙やお知らせの数々。

「じゅん散歩」で高田純次さん来訪、も宣伝されていました。

(C) TV Asahi https://www.tv-asahi.co.jp/junsanpo/

厨房にはスタッフお一人かお二人のようでしたが、奥なので見えません。そしてステーキカレー、到着。

素晴らしいですね。何度も金額のことを言ってはいけないですが、安かろう悪かろうではなく、「安くてうまい」の精神。

肉の火の入り方とか、カレーのスムーズな質感とか、こだわっている感じが。ご飯もボリュームがあります。お皿はなぜかポップでした。

ひたすら、ステーキカレーと向き合い食す時間が、素敵でした。この間、お一人お客さんが来ましたが、ちょうど夕食前の空いている時間帯だったのかも。

食卓のS&Bスパイスは、辛さを増すために置かれていました。味変目的で、試しにかけてみることに。

すごく変化した印象はないですが、お気持ちが嬉しかったです。

背筋を正して食べたくなるカレーであり、小山薫堂さんのこの言葉がぴったりでした。

https://dancyu.jp/read/2021_00004592.html

潔く心地よいお店でした。

私のようにふらっと訪れた人にも、剣道の素振りをさせてくれるような、ふくていの心意気が大好きだ!

ふくてい 有楽町本店

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13044212/

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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