3万円のお食事と、人間に与えられた時間

こんにちは、Junkoです!

まず始めに、私は3万円のお食事を食べていません。そういう内容ではないのですが、静岡とご縁がある「山田チカラ」さんのお店に行ってきました。

今回は、5,000円の朝食にお誘いいただきました。最寄りの麻布十番駅を降り、10分弱で着きます。目印は真っ白な外観の建物。1階は現在クローズしているとのことで、2階にご案内いただきました。

お料理の写真はOKとの許可をいただきましたので、どんなものを食べたのかお見せしつつ、お料理と金額と労力について。

わくわくの詰まったご飯と汁物

ふと湧いた疑問です。「3万円のコースには、3万円相当の食材」と思っている人、いませんか?

私も長い間、そう思っていました。例えば、3万円のお料理にはキャビアや金箔のような希少食材が乗っているだとか。

白米かおかゆが選べました

いえいえ、ビジネスの基礎を学んだら、そうではありませんでした。人間が作ることを前提にすると、せいぜい1日8時間、多くても10時間しか労働できません。そしてシェフの手だけではやりきれない作業、例えばみじん切りにする、キャラメリーゼする、ということを別の人の手を借りなければなりません。シェフのサポートをする人は、相当の教育とトレーニングを受けている人であり、その方々にも報いる給与が払われなければいけません。

すべてに創意工夫と時間を感じることができる

そう考えると、3万円のコースは、その価値があると、思えるようになりました。

人の手を尽くした料理を味わうことの価値は、作り手に感謝を向ける行為だと思うのです。

別途お抹茶をいただきました。京都の金平糖と

当日対応して下さったシェフは、昨年海外の店舗に行くことが決まっていたが、延期になってしまっているのだそう。安心して旅行や飲食のできる社会の、早い復帰が待ち望まれます。

この日は、結果として一人8,000円の朝食となりました。お酒は飲んでいませんし、メニューや料金があるわけではないので、少しビクビクでしたが。

3万円のコース料理はこれからの体験となりますが、特別な時にスマートに払えるような自分でありたいと思っています。

そしてシェフとは、静岡の3万円コース料理を出すお店にも、話題が及びました。天ぷらの成瀬さんですね! なんでも、東京から食通の皆さんが押し寄せ、地元の人の手が届くようになっていないのだとか。それは少し残念ですが、静岡に足を運んでくださることは、とても嬉しく思います。

プロの心意気と愛情を感じる料理が、大好きだ!

山田チカラ
東京都港区南麻布1-15-2 1F
最寄り駅:東京メトロ 麻布十番駅

http://www.yamadachikara.com/

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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