ハリウッドスターの星読み:キアヌ・リーブス
“What do you do?” (ワダヤダー)映画『スピード』(1994)の下り。
こんにちは、映画☆星読みライターのJunkoです!
「ハリウッドスターの星読み」企画、第2回はキアヌ・リーブスさん。『ビルとテッド』時代から知っている世代ですが、ぼっち写真(“sad Keanu”)など話題に事欠かず、庶民的キアヌから目が離せません。
では、早速見ていきます。大好きな作品群も入れていきますね。
キアヌ・リーブスさんは、1964年9月2日午前5時41分、レバノンのベイルート生まれです。高校生の頃、「ベイルートってどこだ?」と思った記憶が。今回から、AstroSeek.comにある出生図を活用します。
太陽星座はおとめ座ですね。12ハウス、つまり秘密のエリアに入っていることが驚き!しかも水星、天王星、冥王星もあっててんこ盛り、最多ハウスです。12ハウスに天体が多いと、「内向的」という読み方もあるよう(隠しているので)。
おとめ座は地星座ですが、そのわりに地に着いた(堅実な)イメージがないのは、ある読み方によると、アセンダント近くにこれだけ多くの天体が位置し、異世界感が生まれているからのようです。
12ハウス、太陽だとバーチャルな世界で活躍する、水星だと知識をひけらかさない、天王星だと誰もいない一人の空間でブレイクスルーを得る、冥王星だと破壊的なパワーを内に秘める(ごくまれに爆発する)、なんて読み方もできます。
第一印象を見るアセンダント(ASC)もおとめ座です。しっかり、きっちり、つつがなく、と言うよりは、「繊細、傷つきやすい」むしろこっちか! おとめ座のルーラーが水星なので、12ハウスの重要性は増します。
では本当のキアヌは一体どんな人? 月を見てみると、金星、火星ともにかに座の11ハウス。かに座のルーラーが月なので、性質がより色濃く出るでしょうか。共通の趣味をもつ友人たちと過ごす時、素の自分が出ているかもしれません。かに座なので、人数は多くなく、家族のように近い関係の人たちに心を許したり、面倒見がよかったりする傾向がありそうです。キアヌさんはオートバイ好きで知られているので、そういう仲間との時間は11ハウス月の状態の彼を見せているかもしれません。
月がアスペクトを取っているのが、3ハウスさそり座の海王星と、7ハウスうお座のカイロン/キロンです。カイロンはまだ習っていないのですが、ネット上では「トラウマ」と説明されています。3ハウスは個人の可能性を示すので、インスピレーションを感じるものや、精神世界などに関心を示し、さそり座的に一点集中型で、もしくは神秘的なものにのめり込むかもしれません。カイロンが7ハウスうお座なので、対人関係やパートナーシップの領域で負った深い傷を、時間をかけて癒していくイメージです。うお座自体に、癒しと言う意味があります。キアヌさんには、恋人との子どもの死産や、恋人の事故死など、大変お気の毒な出来事もあったようです。水星座(かに座、さそり座、うお座)のグランドトライン(三角形)を持っているため、共感力の高い人と言えそうですが、そういった自身の情感をストレートに出すのではなく、俳優の表現力として12ハウスで使っているというのが、妥当な読み方かもしれません。
レバノン生まれのカナダ国籍ということで、一カ所にとどまらない流浪の感が漂っていましたが、家庭を示す4ハウスがいて座(海外や新しい場所と関係)ということも関係していそうです。そして天体の集まる11ハウス、12ハウスはそれぞれ未来、実態のない空間を示しているので、浮世離れ感があるかもしれません。そして、10天体の入っているサインがすべて女性性のため、外に出ていくよりも内にこもるという意味で、内向的な性質がありそうです。
土星が6ハウス(仕事)にあることからも、時間をかけてキャリアを積み上げていくタイプであり、個人として多くの役を緻密に演じ分け、層も厚みも出て個として完成された姿が、まさにおとめ座的な生き方になるのかな、と想像します。
キアヌ・リーブスのこれだけ大スターなのにいまだに謎に包まれた感、どこにも属さない感が、大好きだ!
参考文献 (References)
“Keanu Reeves – Virgo Or Not?“
“Keanu Reeves’ Natal Chart“
「カイロン~深い癒しの象徴・続」