キューピーみたいなブラピの頬🧡『F1/エフワン』
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
『F1/エフワン』(ジョセフ・コシンスキー監督)、約3時間でしたが、観てきました。私の好きな予告はこちらです。サウンドトラックやキャッチコピーが、多少オヤジっぽいですけれども…。Queenの “We Will Rock You” ですか…。
『F1/エフワン』へのひと言
ブラピがキューピーちゃん。
私はF1について初心者なので、初めて知ったのは、ヘルメットをかぶる前に目指し帽のようなニットキャップを被っているということ。そして、その上にヘルメットを被ると、頬肉が少し中央に寄せられ、まるでキューピーちゃんのようなブラピのお顔が見える。そう、ほっぺの肉を集めて「たこ焼き」とやるのと同じ可愛さだ。
ブラッド・ピットは『テルマ&ルイーズ』の頃から、鼻の穴も大きめでややお猿さん寄りの顔だった。今回もヘルメットで見えるパーツが限られるからこそ、それが目立った気がした。
が、F1ドライバーは体力も機敏さもなければいけない。時間ができると外をジョギングしている。ブラピは長身の肉体を鍛えていて、『メイド・イン・ハリウッド』の印象と一緒。トム・クルーズはフェイシャルのビューティーに余念がないが、歳を経てもなお、長身と細マッチョは価値が高いのだと感じる。
実際、腹が出ているとF1カーには乗れないです(多分)。
その流れで、「元レーサー」としてハビエル・バルデムが登場しますが、ナイスキャスティングでした。スペイン人ですし、よい意味でチームのコスモポリタン感を出していたように思います。
F1とチームワーク
これもF1初心者の観察になってしまうが、この競技は「チームワーク」という言葉が飛び交う。車をデザインする人から、メンテナンスする人、お金を集めてくる人、お金を出す人まで、誰がいなくても車は走らない。ドライバーはある程度自信家、オレオレ感がないとダメかもしれないが、自分はそういう大きな歯車の一つという認識がないと、連携が取れないかもしれない。
チームの中には女性もいるので、ここでラブロマンスがあるのかな、と容易に想像。ケリー・コンドンはアイルランド出身なので、英語も少しちがう。そしてストーリーとして恋愛は優先度が低いので、おまけとして鑑賞。ブラピは61歳ですから。
ピットインという言葉も、F1独特ですね。競走車がサーキットを走ってタイヤ交換などでちょっとお休みする場所。ここの時間をどう使うかの作戦も、参考になりました。つまり、意図的に先行車の前に躍り出て邪魔することもできるわけです。なお、ピットという単語には「穴、くぼみ」の意味があり、英語では “make a pit stop” “go into the pits” のように表現します。
ブラピと一緒にドライバーを演じるのが、ダムソン・イドリス。この人も185cmと長身で、ブリティッシュ・イングリッシュを話すので、アメリカの黒人とはちがった空気感をまとっています。彼の演じるJP(ジョシュア・ピアース/Joshua Pearce)は若くてルーキー(新人)ゆえに、やんちゃで勝気な役ですが、ブラピとの掛け合いが上手で、存在感は負けていません。チームのツートップという感じ。このダムソン・イドリスは『スノーフォール』というクライムドラマで主人公に抜擢され、ドラマは人気のシリーズに。知名度はバッチリ。

制作総指揮のジョン・シングルトンと一緒に、インタビューにも出演しています(2017年当時)。
ちなみに、ブラピはソニー・ヘイズ(Sonny Hayes)役です。日本の会社Sonyを思い浮かべるかもしれませんが、男の子の一般的な名前。「サニー」と聞こえるかもしれません。ちなみに名作『ゴッドファーザー』でジェームス・カーンが演じた長男くんが「ソニー」でした。
F1とお金
人が動くと、お金が発生します。よく例に出すのは、オーケストラ。楽器を演奏する人が数十人単位で動くので、演奏会は高額になります。
F1のように、チームスポーツは、全員が動かなければいけない。そして、世界中のサーキットが登場します。日本の鈴鹿も出て嬉しかったですが、イギリス、ハンガリー、イタリア、アメリカ(ラスベガス)、メキシコからUAE(アブダビ)まで、サーキットのシーンが登場します。受入地は多くの方が来てありがたいですが、移動する方もかなりの負担なのでは。時差もあり食事もちがう。自己管理が求められますね。
そしてフェラーリやメルセデス、レッドブルなどのチームに、スポンサーは公式時計ならRolex。アクロバット飛行機が飛ぶ、花火が上がる。VIPはドレスアップしています。
観客はどうでしょう。実際のF1でも、一般の入場券相場は3万円から10万円とか。見る方にも財力が要ります。
本作の製作総指揮はブラッド・ピットに加え、F1レーサーのルイス・ハミルトンが名を連ねています。F1を楽しむ層を広げたいという意図があったそうですが、映画『国宝』で歌舞伎ファンが増えたのと同じような効果を生んでいると思います。
そして撮影に関して、F1の全面協力もありますね。
私もF1の雰囲気に圧倒され、F1の「採用」ページを訪れてみましたが、私ができそうなお仕事はありませんでした。運営本部はイギリスにあります。運営ノウハウはどこが持っているのでしょうね。オリンピックを毎年開催しているようなものでしょうから。全体的に、このチームスポーツへのリスペクトの気持ちが湧きました。
今日はこの辺で。
映画公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/f1-movie/
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